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スマートフォン対応されていないWebサイトには、機会損失のリスクがあります。
適切な方法でスマートフォン対応を行うことで、訪問者の離脱を防ぎましょう。
2011年ごろから、スマートフォンは爆発的に普及し続けています。若年層が中心だったのも昔の話で、近年では高齢者がスマートフォンを操作するシーンもよく目にするようになりました。スマートフォンの普及に伴い、Webサイトの閲覧もまたスマートフォンから行われることが多くなりました。BtoCサイトの場合、訪問者の8割近くがスマートフォンからという場合も珍しくありません。増え続けるモバイルユーザーに対応することは、機会損失を割けるためにも必須と言えるでしょう。
2015年にGoogleがモバイルフレンドリーアップデートを行いました。簡単に言えば、スマートフォンでの閲覧に適しているWebサイトがモバイル版の検索結果で引き上げられる仕組みです。たとえコンテンツの充実したWebサイトであったとしても、ユーザーのデバイス環境に適していない場合は、SEOとして不利な判定を受けてしまう危険性があります。
「自分たちのサイトはスマホからは見られらないから対応不要だ」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、スマートフォンに対応しないために、知らぬ間に順位が下降してしまう可能性を見逃すことはできないでしょう。このような危険を避けるためにも、あらゆる業種のWebサイトでスマートフォンの対応は必須になってきました。
私たちがWeb制作の現場でよく耳にするのが、「ウチはBtoBビジネスだからスマートフォン対応は不要だよ」というお声です。残念ながらこの考えは間違いです。確かにBtoBサイトに訪れるユーザーは、BtoCサイトに比べるとまだまだPCが多いのが実情です。しかし、近年のスマートフォンの爆発的普及に伴い、BtoBサイトに関しても確実にスマートフォンからのアクセス量は増え続けています。
BtoBビジネスは、情報収集から成約までの期間がBtoCビジネスよりも長いとされます。その間、担当者が移動中や職場以外の環境で、スマートフォンを用いて情報を収集する可能性は十分に考えられます。そのような可能性があるなかで、Webサイトがスマートフォン未対応の場合、閲覧のストレスから検討候補の俎上から漏れてしまう危険性があります。
つまり、BtoBサイトであったとしても、Webサイトをスマートフォンに対応させないことはデメリットはあってもメリットはないと断言できます。相当な予算の障壁があるような場合を覗き、BtoBサイトでもスマートフォン対応は確実に実施すべきでしょう。
Webサイトをスマートフォンに対応させる方法は主に2つの方法があります。
PCサイトとは別に、スマートフォン専用サイトを制作する方法です。PCサイトと全く異なった構造にできるため、スマートフォンユーザーとPCユーザーそれぞれに合わせて、最適な表現を選択することができます。ただし、スマートフォン専用サイトを制作する場合、Webサイトが複数存在するような状態となります。したがって、たとえ1箇所の更新であったとしても、PCサイトとスマートフォンサイトのそれぞれ1箇所ずつ=計2箇所を更新する必要があり、手間や更新漏れのリスクがあると言えます。また制作においても、計2サイト制作する必要があるため、費用が高額になるケースもあります。
レスポンシブウェブデザインは、1つのWebサイト(HTMLソース)を閲覧者のブラウザやデバイスサイズに応じて最適化させる方法です。Webサイトは1つしか存在していませんので、更新の際にスマートフォンサイトとPCサイトの両方を更新するという手間がありません。また、手間の軽減だけでなく、更新が1度で良いため、どちらか一方の更新を忘れてしまうようなミスも発生しづらい手法といえます。
費用面に関して比較すると、レスポンシブウェブデザインはスマートフォン専用のWebサイトを制作する必要がないため、スマートフォン専用サイトを制作する場合よりも制作費が安価に抑えられます。
レスポンシブウェブデザイン | スマートフォン専用サイト | |
---|---|---|
制作方法 | 1つのソース(Webサイト)でPCとスマートフォンに対応させる | PCサイトとは別にスマートフォン専用サイトを制作する。 |
構造 | 基本的にスマートフォンとPCとで同じ構造のため情報の掲載順が同じ。 | スマートフォンとPCとで異なった構造にできる。 |
更新性 | スマートフォンサイトとPCサイトを一度に更新可能 | スマートフォンサイトとPCサイトでそれぞれ更新が必要 |
費用 | 安価な場合が多い | 高額な場合が多い |
メリット | 更新の手間が少ない 更新ミスの危険性が低い SEOに強い 費用が安価 |
PCとスマートフォンとで異なる情報構造にできる。 |
デメリット | PCとスマホで異なる構造にしづらい | 更新の手間が多い 更新ミスの危険性が高い SEOで不利 費用が高額 |
初めてのスマートフォン対応の場合は
レスポンシブウェブデザインがおススメ。
スマートフォン対応の手法2つをご紹介いたしましたが、Google社はスマートフォン対応に
レスポンシブウェブデザインを用いることを推奨しています。
2つの手法のメリット、デメリットの総合的な判断と、Google社の推奨という点を踏まえると、
特別な事情がない限りスマートフォン対応はレスポンシブウェブデザインで行うのが
無難といえるでしょう。
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