STEP05

Webサイトの現状を把握しよう

本章はWebサイトを所有していない人には関係のない章ですので、Webサイトを保有していない人はスキップしても構いません。

慌ててWebサイトリニューアルや新規サイト制作をしない

前章で目標が明確になりました。

しかし、目標が明確になったからと言って慌てて新しいWebサイトを立ち上げたり、Webサイトをリニューアルしてはいけません。まずは、現状のWebサイトのパフォーマンスをしっかり確認しておきましょう。

もしかすると目標を達成するために必要な施策はごく限定的かもしれません。

Webサイトを大幅にリニューアルしたり、新たに立ち上げることもことも重要な施策のひとつですが、まずは、小さな労力で素早く実施可能な施策が無いか確認してみましょう。

椿坂の一言

慌てず深呼吸して、まずは現状サイトのパフォーマンスをチェックしてみましょう!

確認ポイント1 訪問者がそもそも十分か?

必要な訪問者は先の章である程度明確になったはずです。まずは訪問者数が十分であるか確認するようにしましょう。

訪問者数はWeb集客の一番大きな母数となる要素です。
訪問者がそもそも少なすぎる場合は、十分な成果を得ることが難しくなります。まずは十分な訪問者を獲得できているか確認してみましょう。

仮に訪問者がまったく足りていない場合は、Googleアナリティクスなどの解析は二の次です。新たなサイトの立ち上げやSEO対策などを実施してWebサイトに訪問者を集めるようにしましょう。

[注意!]
訪問者が十分にあるものの、流入チャネルがほとんど「Direct」になっている場合は要注意です。「Direct」は直接URLを入力したり、ブックマーク、メールやドキュメント類のURLから流入したアクセスです。

つまりメルマガの配信や展示会、メディア掲載などの外部活動による訪問者の可能性も高いと言えます。これらの訪問者は一過性の場合もあり、ある意味、純粋なWebの集客力による訪問者ではありません。当然ですが、外部活動が無くなるとWebの訪問者もいなくなります。

外部活動は決して悪いことではありませんが、「Webを初回接点の場として活用したい」「Webから見込顧客を集めたい」という場合には、「OrganicSearch」あるいは「paid」からの流入を増やすようにしましょう。 ※「Direct」「Paid」や「OrganicSearch」については次の章でご説明いたします。

確認ポイント2 著しく問い合わせ率が低くないか?

訪問者の次に確認すべき点は問い合わせ率が著しく低くないか?です。問い合わせ率は一般的に0.5~2%程度に落ち着きます。大半のWebサイトは1%前後になり、2%以上はかなり優秀なWebサイトと言えるでしょう。

もし、訪問者は十分だが、問い合わせ率が低い、という場合には、訪問者を維持しつつ、問い合わせ率を上げることができればすばやく目標を達成できるかもしれません。

例えば、「月間8000の訪問者」「問い合わせ数30」のWebサイトの問い合わせ率は「0.375%」です。このWebサイトの問い合わせ数を10件増やして40まで伸ばしたい場合、問い合わせ率をわずか0.125%アップさせることができれば、訪問者を増やすことなく目標達成することができます。

とはいえ、一言で「問い合わせ率を上げる」と言っても施策はざまざまです。検索エンジンからの流入に対して訪問者の求めるコンテンツがあるか、コピーが適切か?などコンテンツや導線設計の見直しなど、細かな調査や検証が必要になります。

当然ながらこれらは1つ1つのサイトによって改善ポイントが異なりますので、あまり特効薬的な施策はありません。

しかし、いくつか汎用的に活用できる施策があります。そのひとつがEFOと呼ばれる問い合わせフォームの改善です。問い合わせフォームはあらゆるサイトのゴールとなる箇所です。この箇所は最もゴールに近い箇所であり、改善の影響が成果に反映されやすい部分です。

問い合わせ率を少しだけ上げれば目標を達成できる場合は、まずは問い合わせフォームをもっと使いやすいものに改善できないか検討してみましょう。

椿坂の一言

問い合わせ率の改善には限界がありますので、あくまでひとつの選択肢として考えましょう。

さて少し「Organic Search」や「paid」、「Direct」といったキーワードが出てきましたので、Web集客の種類について学んでおきましょう。

NEXT STEP!

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