STEP7-3

リスティング広告によるWeb集客

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索エンジン上で任意のキーワードを検索した際に、検索結果一覧の上部と下部に表示されるクリック課金型広告のことを指します。
主にGoogle AdWordsやYahooプロモーション広告にて出稿できます。

リスティング広告の特徴

次にリスティング広告のメリット、デメリットを紹介します。

メリット

狙ったキーワードに対して広告を配信できる

リスティング広告は、検索エンジン上で特定のキーワードを検索したユーザーに対して、任意の広告を表示させることが出来ます。

例えば、「家事 代行」と検索しているユーザーは、家事代行サービスを探していることが予想されます。そういったユーザー向けに、家事代行サービスの広告を配信することができます。
つまり、自社商品への興味関心の高いユーザーが検索するであろうキーワードに対して広告を配信できるのです。

即効性が高く、改善サイクルを回しやすい

リスティング広告は、審査が通るとすぐに広告枠に表示されるので、比較的早い段階で成果がわかります。そのため、成果を元にすぐに改善施策を打つことができます。
SEO対策では、上位表示を獲得するまで数ヶ月かかることを考えると、早い段階で効果検証をしたい場合などには、リスティング広告が有効です。

広告文を設定できる

リスティング広告は、検索エンジン上に表示されるタイトル、ディスクリプション、URL等を任意の文言に設定できます。そのためターゲットとするユーザーが反応しやすい広告文を設定することも可能です。

時間、地域など細かな設定ができる

広告の配信時間や配信地域なども設定できるので、

  • 9:00~19:00の間だけ広告を配信する
  • 店舗から半径5km以内にだけ広告を配信する

といった細かな設定が可能です。

少額から始められる

1日あたりの予算、月あたりの予算を設定できるので、少額からの運用が可能です。また、後から予算を調整することも可能なので、成果を見ながら適宜調節を行うことも出来ます。

費用対効果がわかる

コンバージョンタグを設置することで、広告をクリックしたユーザーの内、何人がコンバージョンしたのかも測定できます。そのため、費用対効果が比較的明確にわかります。

デメリット

運用コストが発生する

リスティング広告を運用し続けるためには、広告費がかかり続けます。そのため、仮に商品が売れなかったとしても、広告がクリックされるたびに費用が発生します。

資産にはならない

リスティング広告は、広告配信を止めたら表示されなくなります。そのため、SEO対策のように、「一度上位表示を獲得したら費用をかけずに継続的に集客できる」といった効果は望めません。

ユーザーに敬遠されがち

リスティング広告は、広告であることが明示した上で検索エンジンに表示されます。ユーザーは、広告を嫌う傾向があるため、広告を避けるユーザーもいます。

リスティング広告の手順

次に、リスティング広告を実践するための手順を紹介していきます。

  1. 分析する
  2. 戦略を練る
  3. LP、Webサイトの作成
  4. 広告条件の決定(アカウント開設・設計)
  5. 入稿・審査・掲載開始
  6. 運用(改善)

1.分析する

はじめに行うのは、市場、競合、自社の分析になります。リスティング広告の戦略を練るための基盤となるパートです。具体的には、

  • 見込み顧客の年齢、性別、地域、趣味・嗜好、悩み等
  • 競合他社が販売している商品の強み、弱み等
  • 自社商品が競合他社の商品より勝っている点、劣っている点等

の洗い出しを行います。

2.戦略を練る

分析結果を元に、戦略を練ります。必要に応じて自社商品のブラッシュアップを行ったり、新企画を立ち上げます。
リスティング広告では、配信した広告が検索エンジン上で競合他社と並んで表示されるため、殆どの場合で比較をされます。そのため、リスティング広告で成果を上げるためには、競合と比較した場合の差別優位性を押し出すことが重要です。

  • 商品企画
  • ペルソナの設定
  • コンバージョンまでの動線設計
  • LP、Webサイトの情報設計
  • etc

3.LP、Webサイトの作成

戦略を元に、LPまたはWebサイトの作成を行います。どういったニーズを持ったユーザーが訪れるのかを予測し、そのユーザーが反応するであろうLP、Webサイトを作成します。 特に注意すべきは、広告文との整合性です。広告文の内容とLP、Webサイトのファーストビューの整合性が取れていないと、離脱率が上がるので、その点はしっかりと意識しましょう。

4.広告条件の決定(アカウント開設・設計)

戦略を元に、LP、Webサイトの作成を行ったら、広告用のアカウントを解説し、

  • 広告を配信するキーワードの選定
  • 広告文の決定
  • 広告配信ページの決定
  • 入札価格の設定
  • 広告配信地域の設定
  • 広告配信時間の設定
  • etc

などの条件を決定します。

5.運用(改善)

リスティング広告の掲載が開始されたら、効果測定を行い、広告文、LP・Webサイト、入札単価の調整・改善を行いましょう。
リスティング広告は、得られたデータより改善を繰り返し行っていくことが何よりも大切です。

リスティング広告が向いている会社

最後にどのような会社がリスティング広告に向いているのかを紹介します。

高単価商品を取り扱っている

リスティング広告は、クリック課金型の広告です。そのため、低単価商品には向きません。 例えば、1コンバージョン当たり利益が90円の商品があったとします。この商品をリスティング広告で販売しようとした際に、1クリック当たり、50円の広告費がかかるとすると、2クリックされた時点で広告費が100円になり、赤字となります。 逆を言えば、1コンバージョン当たりの利益が高い商品は、リスティング広告に向いています。

検索ボリュームがある

リスティング広告は、あくまでも検索エンジン上で表示される広告です。そのため、そもそもの話として、ある程度の検索ボリュームがなければ、広告が露出することすらありません。
例外的に、超高単価商品であれば、検索ボリュームが少なくても成り立ちますが、基本的には、ある程度の検索ボリュームが必要です。
そのため、自社商品を購入するであろうユーザーが検索するキーワードの検索ボリュームは、事前にチェックしておいてください。
下記サイトで検索ボリュームのチェックが可能です。

マーケティングが得意

リスティング広告は、検索エンジン上に競合他社と並べて表示されます。そのため、多くのユーザーは、復数のサイトを比較して、一番良いと感じたサイトから商品を購入します。
このような状況で、自社商品をアピールするためには、市場のニーズを把握し、どのような強みを押し出したら自社商品を選んでもらえるかを考え抜く必要があります。

改善が早い会社

ユーザーが求めることは、時代の変化に伴い変わっていきます。その変化に合わせて、広告文やLP、Webサイトの改善を行っていく必要があります。そのため、頻繁に数値チェックを行い、異常が起こった場合は、仮設を元に改善を行っていく必要があります。

他にはどんなWeb集客方法があるの?

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