今後やっていくこと

キオミルのチーム内では、Web制作のワークフローは共有されていますが、明文化されたマニュアルやガイドラインはまだ整備されていません。そのため、新たなスタッフが増えるたびにワークフローを共有するタスクが生じています。この状況はとても非効率ですし、明文化されていない以上、新スタッフへ伝達する際に認識や内容に齟齬が生じる可能性も否定できません。今後は業務品質の統一や効率化の点から、キオミルとしての標準的なワークフローを明文化する予定です。

ワークフローと同様に、現在の品質管理は各職種の責任者が実施しています。幸いにも経験豊富なプロフェッショナルなメンバーが揃っているため、品質に関してはお客様から概ね好評のお声をいただいています。しかし、将来的には未成熟なスタッフを積極的に採用し育成していくことも考えているため、各職種の責任者に依存する形は望ましい状況とはいえません。今後はキオミルとしての標準的な品質ガイドラインやチェックシートを導入するなど、すべてのスタッフが品質管理しやすい体制を構築する予定です。

キオミルには、Web制作やマーケティングに役立つ情報など、知識の共有場所として社内wikiが用意されています。名前はキオペディアといい、2019年ごろから運用が開始され、今ではかなり多くの情報が蓄積されてきました。しかし、当時、急ピッチで社内wikiを作成したことから最低限の機能に留まっており、利便性は決して高くない状態です。今後は各メンバーが情報を取得しやすく、積極的に情報共有しやすいプラットフォームに改修する予定です。

キオミルでは基本的に業務に関するインプット・アウトプットはスタッフ個人に任せています。しかし、スタッフの自主性に任せすぎると、業務量によってはインプット・アウトプットが疎かになる危険性があります。そこで、キオミルでは継続的にインプット・アウトプットができる仕組みとして、持ち回り制で社内勉強会を実施しています。もちろん勉強会の準備は、業務時間内に進めていただけます。そのため、スタッフの自主性に依存することなく、継続的に学びの機会を得ることができます。

キオミルではスタッフブログを運用しています。これまでは希望者のみ執筆していましたが、今後は特別な事情があるスタッフを除き、全スタッフに月1回のブログ執筆を課す予定です。文章執筆は非常に良い学びになります。まだ整理できていない抽象的なノウハウも、書く過程を通して具体化され、体系化されていき、確実に自身の血肉になります。また、自身でコンテンツを作成できる力は、今後、市場を生き抜くうえで確実に武器になると考えています。
もちろん執筆時間は業務時間内に用意されており、業務の中で無理なく取り組むことが可能です。

キオミルでは基本的に経験者の採用が多いため、社員を教育する準備はまだ整っていません。しかし、今後は経験の浅いスタッフの入社に備え、教育システムの準備も予定しています。当面はある程度の経験者を優先採用しており、経験の浅いスタッフもポテンシャルを秘めた方を採用予定です。従って、教育システムの確立はやや優先度の低い取り組みではありますが、今後の成長を見込んで重要な視点であると考えています。