合致するかもしれない人
キオミルは2018年9月に設立した会社です。これまで数年間会社を経営する中で、キオミルと相性の良い人が徐々に分かってきました。下記に該当すれば必ず合致するというわけではありませんが、該当する要素が多い方は比較的合致しやすいと思われます。
主体性・自主性がある人
キオミルは人数も少なく、発展途上の組織です。組織にも各人にも取り組むべき課題がたくさんあります。しかし、クライアントワークが忙しく、なおかつマネジメント層が少ないフラットな組織ゆえに、このような課題にきめ細かく指示を出せる人間は限られています。このような状況から、課題に対して、自ら考え、動ける人や、組織に対して課題喚起できる人のほうが活躍の場が多いといえます。また、当然ながら受動的な人よりも主体性のある人の方が評価もされやすい組織といえます。
言われたことしかできない。言われなければ動けない人
言われなければ動けない人や言われたことしかできない人は、活躍の場がかなり限定されます。もちろんまったく評価されないわけではありませんが、主体性のある人に比べると、一定以上の評価は難しくなります。大企業や公務員によくある自動昇給のような仕組みを想定されている方にはおそらくかなり苦痛な職場かと思います。
プロジェクトで存在感を出したい人、深く関与したい人
キオミルのプロジェクトでは、各ポジションの存在感が際立ちます。概ね、各ポジション1~2名程度のチーム布陣になりますので、それぞれ「自分の業務範囲は自分が守るしかない」形になります。たとえば、ベースデザインであれば概ね1名のデザイナーで完結させますし、ベースコーディングも1名のエンジニアで完結させます。大手制作会社のプロジェクトにありがちな「プロジェクトのごく一部だけ関与する」というケースは、極めて少ないといえます。一方、裁量が大きくなるということはそれだけ責任も重くなります。もちろん、経験が浅いスタッフには少しずつ関与してもらうようにしています。
また、多くの制作会社では打ち合わせにはディレクターしか同席しないケースが少なくありませんが、キオミルではディレクターだけでなく、デザイナー、エンジニアも打ち合わせに同席するシーンが数多く存在します。たとえば、デザイナーであれば、デザインプラン提案のためのヒヤリングやデザインプランのプレゼンを任されます。エンジニアであれば、要件やWebサイト運用体制を把握するヒヤリングやCMSの操作説明などがあります。もちろん、いずれの打ち合わせもディレクターが同席し、主体的に関与することは前提です。
キオミルの制作実績には、各人の名前が担当メンバーとしてクレジットされます。キオミルでは成果物を会社という単位で漠然と表現するのではなく、個人の活躍を尊重し、「誰が何を担当したのか?」という個人レベルにまでフォーカスして取り扱います。
自分の名前を出したくない人、プロジェクトに深く関与したくない人
実績やブログにあまり自分の名前を出したくない人は合致しないかもしれません。また、プロジェクトの一部だけに関与したい人や、自分の領域だけ処理しておけば良いという考え方の人には苦痛な職場かもしれません。
好奇心・探求心がある人
キオミルには、常に新しいお客様や新しいお仕事が舞い込んできます。ディレクターであれば、お客様ごとに常に新しいビジネスの理解が求められます。好奇心旺盛なディレクターであれば、どんどんお客様のビジネスに関する理解を深めていくことができます。エンジニアやデザイナーであれば、常に新しい技術やスキルを試す機会があります。また、キオミルではマルチスキルを推奨しているため、別職種のスキル習得も積極的に応援しています。実際にエンジニアとデザイナーを兼任するスタッフも複数いて、ある時はデザインをして、ある時はコーディングをするという働き方をしています。このようにキオミルでは新しい技術やスキルを積極的に得ようする人、より深く探求したいという人に向いている職場だと思います。
一定の技術を習得したら満足してしまう人、コンフォートゾーンから出られない人
一定のスキルを習得した後、それ以上は求めず、そのスキルで通用する仕事しかしたくない人は活躍の場も評価も限られるため、苦痛な職場になると思います。たとえば、ディレクターであればお客様のビジネスを理解することが必須のため、好奇心が欠落しているとそれだけでかなりのハンディキャップになります。エンジニアであれば、ごく簡単な静的コーディング技術から脱しない人などは、プロジェクトのなかで関与できる領域が限定されてしまいますので、活躍の場もかなり限られてしまうと思われます。
文章執筆や情報発信が好きな人
キオミルでは各スタッフに毎月1本のブログ投稿を課しています。いずれの記事もさほど話題性はありませんが、各スタッフの情報発信力やコンテンツ生産力を強化するのに役立っています。また、社外に向けた情報発信だけでなく、社内チャットや社内wikiでも各スタッフが役立つ情報を積極的に共有しています。
ほかにもディレクターであれば、クライアントワークや社内業務の中で文章執筆や編集を受け持つこともできます。このようにキオミルは文章執筆の力や情報発信力を重要視しており、文章執筆や情報を発信することにストレスがない方のほうが働きやすい職場といえます。
文章執筆やテキストコミュニケーションが苦手な人
キオミルでは月1回スタッフブログの投稿が義務付けられています。また、2021年11月現在ではリモートワークを行っているため、チャットをはじめとするテキストコミュニケーションの機会は非常に多いです。以上より、文章を書くことにストレスを感じてしまう人には苦痛な職場であると思われます。
ルールやガイドラインを作ったり整えたりするのが好きな人
現状のキオミルに用意されているルールやガイドラインは、そのほとんどがキオミル設立間もない時期に整備されたものばかりです。平たく言えば、ルールやガイドラインが未整備の組織であり、まだまだ適切に効率化できていない会社だということです。キオミルも徐々に仲間が増えてきたことから、属人的で場当たり的な対応に頼るのではなく、業務を標準化したり、ルール化したりして、効率化していかなければなりません。
たとえば、標準的なレイアウトパターンに合わせてHTMLテンプレートやワイヤーフレームを用意したり、新人用の基本マニュアルを作成したりといったことが考えられます。このような取り組みは大きなエネルギーを必要としますが、継続的に時間を生む重要な取り組みといえます。もちろんキオミルでは、ルールやガイドライン、マニュアルを作成することを高く評価するようにしています。「ルールが無いなら作ってしまえ」という考え方の人であれば、キオミルでの活躍の場は多く、評価も受けやすいと思います。
マニュアルやルールが完全に整備されていないとストレスに感じてしまう人。
あらゆる業務がマニュアル化、ルール化されていないとストレスに感じてしまう人は合致しないかもしれません。前述の通り、キオミルの業務の多くはマニュアル化されていません。自身でマニュアル化することに抵抗がある方には苦痛な職場だと思います。