キオミルは設立2周年を迎えました
2020.09.11
椿坂 泰志
こんにちは。キオミル株式会社の椿坂です。
おかげ様で9月4日をもってキオミル株式会社は設立2周年を迎えることができました。合わせて先日6月末にて第2期が終了し、現在は3期目を迎えております。1年を振り返る良い機会ですので、今日は2期目の良かった点と今後の課題を書き留めておきたいと思います。
1期目は私ひとりの会社でした。コワーキングスペースや自宅で1人で仕事をするのは気楽である一方、寂しさもありました。制作工程で言えば、私はディレクター職のため、制作領域は全て外注する必要があります(制作はできますが)。スタッフを抱えずに制作を外注することで、利益を増やすことはできますが、クオリティや案件のハンドリングに強いストレスとを感じていました。
そんな中、2期目からは前職からの盟友であるデザイナー萩原やフロントエンドからイラスト作成まで手掛ける野勢など、優秀なクリエイター陣がキオミルに参画してくれました。仲間が増えたことにより、内製化領域を大幅に広げられるようになり、制作の品質や生産性が劇的に向上しました。
また、2期目からは大塚にオフィスを開設しました。今はコロナの影響で全員在宅勤務ですが、また顔を合わせて仕事をするのが楽しみです。
1期目は自社マーケティングという概念がありませんでした。案件はほぼ椿坂個人のコネクション経由で、それでも十分な売上を上げることができていました。このような経営者のコネクションを中心とした営業活動は起業初期時は素早く確実に売上を上げることで効率的と言えます。
しかし、メンバーが増え、オフィスなどの固定費も増えたことで椿坂個人経由の売上だけでは不十分になってきました。
そこで、2期目は早々に自社のマーケティングを強化していくことを決めました。私たちが手始めに手掛けたのはコーポレートサイトのリニューアルです。1期目は椿坂が1日で仕上げた1枚モノのWebサイトしか保有しておらず、獲得リード数は皆無でした。この飾りのようなWebサイトを強力なリード獲得チャネルにリニューアルすることにしました。
リニューアルの計画では綿密なプランニングを実施し、とりわけ私たちの得意なSEO対策に関してはかなり心血を注ぎました。結果として現在は以下のような主要キーワードにて上位表示を達成できています。
キーワード | 順位 |
Web制作会社 | 1位 |
ウェブ制作会社 | 4位 |
東京 Web制作会社 | 3位 |
Web制作会社 東京 | 4位 |
ウェブ制作会社 東京 | 6位 |
東京 ウェブ制作会社 | 6位 |
※2020年9月4日12時現在
Web制作業界は2000年代初頭に出現したWeb制作会社や大手、著名Web制作会社が検索エンジン上位に長年鎮座しており、後発Web制作会社はなかなか検索市場に参入できていない状況でした。そんな後発企業に不利な状況下で、おそらくキオミル株式会社は最も若い後発Web制作会社として、検索市場に参入できたケースではないかと思います。
「SEO対策はオワコン」といった言葉をしばしば耳にします。しかし、SEO対策はマーケティングの施策としてまだまだ有効な施策であることは間違いありません。 事実、私たちはSEO対策で十分すぎる成果を得られています。
私たちは企業のWeb制作やマーケティングの支援を行っています。お客様へのご提案で最も説得力があり、再現性が高い施策は自社で成功した施策をお客様に提案することです。そういった意味では自社コーポレートサイトでSEO対策を成功させたことによって、キオミルの提案力が増したのではないかと思います。
SEOと連動して、リード獲得数は飛躍的に増加しました。特にSEOの効果を実感し始めた2020年5月からリード獲得数が急増しました。(つい最近です。)
詳しい数値は伏せますが、5、6、7、8月の成績を維持することができれば、年間リード獲得数は300に迫る勢いです。また、リード数の増加に伴い、冷静に顧客を選ぶことができるようになりました。
やや嫌な言い方ですが、自力でリードを獲得できているため、私たちの考え方にフィットしない方と無理にお取引する必要がなくなりました。たとえば、低予算案件や短納期案件などです。
2期の売上は1期と比較して157%増でした。まだまだ小さな数字ではありますが、リード数が飛躍的に増加している点から、3期の売上はさらに増加見込みです。
さて、2期は全体的に順調でしたが、新たな課題もいくつかでてきました。マーケティングをさらに強化していくことはもちろんですが、今回は以下も実施していく予定です。
まずより顕著に浮かび上がってきた課題として「人手不足」です。特にディレクター職とエンジニア職が圧倒的に不足しています。3期はこれらの職種のスタッフ獲得を目指して動いていく予定です。(我こそはという方はぜひご連絡ください)
コロナ感染拡大に伴い、色々と思案することが増えました。今回はたまたま私たちの業界に影響は及びませんでしたが、これはいわば「運がよかった」だけです。今後はコロナとは逆にオンラインビジネスに壊滅的な被害を与える問題が発生するかもしれませんし、首都直下型地震が起きるかもしれません。
今後はこれらの潜在的な問題を予期し、リスク分散を視野に動く必要があると感じました。具体的に3期では東京一極集中を避けるため、地方拠点を開設する予定でいます。(場所はもちろんあそこです。)
今期は徐々に評価制度も整えていきたいと考えています。私は自身がディレクターという売上に直結する職種のためか、やや数字寄りで人を評価しがちです。しかし、キオミルは優秀なクリエイターによって支えられています。
これらのクリエイター職のスタッフは性質上、定量評価することが難しい職種です。とはいえ、キオミルの成果物の品質を担う重要な職種であることは間違いありません。今期は定量的な評価目線だけでなく、定性的な評価軸を設けるなど、全スタッフの納得度の高い評価制度を整えていきたいと考えています。
以上、キオミルの2期の振り返りと3期の動きでした。今期もどうぞよろしくお願いいたします。
この記事の執筆者
椿坂 泰志
1988年生まれ。福井県出身。キオミル株式会社代表取締役。大学卒業後に都内Web制作会社に入社。2018年の退職までに300社以上のWebサイトをディレクション。2018年9月にキオミル株式会社を設立。得意領域はBtoBマーケティング、Webディレクション、プロジェクトマネジメント、法人営業、組織マネジメント。
「小さくても強くて優しい組織」を目指して、苦悩しつつも前向きに会社を経営中。淡水魚とサメと旅行が好き。
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