カルチャー

2023年の振り返り

2023.12.31

アバター

椿坂 泰志

こんにちは。キオミル株式会社の椿坂です。
2023年が間もなく終わりますね。キオミルは2023年も大変な1年でした。

大変でしたが、結果として2023年はとても良い年になり、1月と12月ではまったく別の組織になりました。今日はせっかくですので、キオミルの2023年の主要な部分だけでも振り返りたいと思います。暇な方はぜひお付き合いくださいませ。(2024年の抱負はまた後日にでも)

相次ぐ退職からのスタッフ増員。一気に12人体制に!

2022年半ばから年末にかけてデザイナーやディレクター職の子が退職して、もともと少数精鋭だった組織がさらに人数が少なくなってしまいました。一時は、3人くらいになっていたと思います。この人数ですので、とにかく目の前のプロジェクトをなんとかするしかない状況に陥りました。幸いにも仕事は山のようにありましたが、業務量とスタッフ数が釣り合っておらず、健全な組織運営が難しい状況でした。実際に組織が徐々に疲弊していく感じも否めませんでした。

そこで「いい加減、余白を作ろう」と思い立ちました。

目の前のプロジェクトに打ち込むのはとても大切なことです。しかし、スキルを深めたり広げたりする時間や、効率化や制度を整えるような未来への改善は、余白がなければ取り組めないものです。

2022年11月~2023年3月にかけて思い切って強気の採用を実施し、8人を増員。結果として、キオミルは12人の組織になりました。人数が増えたことで組織の生産力が上がるだけでなく、個々にゆとりがうまれ、さらに将来につながる施策にも取り組めるようになりました。

具体的には、自社ニュースレターの創刊、ワークフローの整備、会社案内の刷新などです。これらの顧客プロジェクトでない業務も、スタッフが増えたことで一気に進みました。

もちろん人数が増えた以上、求められる売上も多くなりました。2024年以降は、マーケティングとセールスにより力を入れて取り組まなければなりません。(仕事ください!笑)

前回の3倍くらいの広さのオフィスに移転&改装!

前回、南大塚のオフィスに移転したのは2019年6月でしたので、実に3年ぶりの移転でした。

南大塚のオフィスは、移転後わずか半年でコロナ禍に突入したことになります。キオミルはすぐにフルリモートに移行しましたが、このオフィスは維持していました。顧客に対する一定の信頼確保という意味でも残しておいたのですが、オフィスの機能としては全然使わなかったので、振り返ってみればもったいなかったですね。

2023年はメンバーは増えましたが、リモートワークは継続していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の沈静化に連動する形で、メンバーからは徐々に「出社したい」という声が出てくるようになりました。たしかに、人数が急激に増えたにも関わらず、ほとんどのメンバーが直接会ったことがない状況が続いていました。ほかにも、経験の浅いメンバーにとってはオンラインコミュニケーションは一定のハードルがあります。また、個々の親密度、組織風土やカルチャーの熟成など、複合的な観点から顔を合わせて働く必要性を感じていました。

南大塚のオフィスは5人くらいしか入れない大きさでしたので、思い切って新しいオフィスを探すことにしました。毎日毎日不動産サイトを眺める日々が続き、ある時、とある物件サイトで気になる物件を見つけました。

問い合わせを入れたところ、すでに数社から申し込みが入っていて、最終的にはオーナーが入居企業を選択するとのことでした。かなり良い条件の物件で、なんとしても入居したかったので、せっせとオーナー向けにプレゼン資料を作成しました。最終的には、我々キオミルの入居が決定しました。まさか不動産の入居用にプレゼン資料を作ると思いませんでしたが、普段のプロジェクトの受注に比べれば朝飯前でしたね(笑)

ちなみに、今回の移転先は南池袋・雑司が谷エリアです。なかなか池袋から離れられません(笑)そして、BtoBのデスクワーク系の会社にも関わらず、あえて1Fの路面店を選択しました。

住所は以下です。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
〒177-0022
東京都豊島区南池袋4-1-10 雑司が谷パークハイツ102号室

12人全員を収容できるサイズにしなければなりませんので、南大塚のオフィスの実に3倍以上もの広さになりました。内装もスケルトン状態から工事を実施し、オシャレで快適なオフィスに仕上がりました。まだ未完成の部分もありますが、現在スタッフがオフィス内の一画をリラックススペースにする計画を進めています。

ハイブリッド勤務の開始

仕事の様子

オフィスの準備が整ったことで、固定出社日を設定しました。具体的には火曜日と金曜日をオフィス勤務とし、残りは自由出社としました。もちろん、遠方メンバーや時短勤務メンバーなどはこれまで通り、フルリモートを基本としています。

出社が始まり、東京周辺にいるメンバーの間では自然と会話も増えて、親密度が上がった気がします。また、雑談から予期せぬ課題の発見があったり、新しいアイデアの種になったりと、顔を合わせて働くことの良い作用も起きています。合理性だけで考えればフルリモートワークが正解なのでしょうが、商売は合理性だけでは成り立ちません。私も現時点ではうまく言語化できていませんが、トータルで考えると、オフィス出社の必要性を漠然と実感しています。

2024年1月には関西メンバーの1人が上京予定で、4月には同じく関西でインターンとして働いているメンバーが上京します。キオミルのメンバーの大半が東京周辺に集合する形となり、オフィスが一層にぎやかになりそうで今から楽しみです。

ニュースレター「ココロミル」の創刊

今年の取り組みのなかで最も印象的だったのは、紙のニュースレター『ココロミル』の創刊です。もともと創業直後から「紙のニュースレターを出したいな……」と漠然と考えていましたが、顧客プロジェクトに忙殺され、なかなか取り組むことができませんでした。そんななかで難波が入社し、ロゴの作成から企画、デザイン作成と、ほぼ1人で創刊から運用まで進行してくれました。

「なぜ紙なんですか?」とよく聞かれるのですが、実は理由は複数あります。
キオミルの雰囲気や温度感を紙から感じ取って欲しい。メルマガよりもリッチなコミュニケーションを取りたい(自分自身がメルマガにうんざりしていることもありました)。あとは、量より質の価値観の体現、単純に紙が好き……などです。いずれにしても、キオミルは小さな会社で顧客も見込み顧客もさほど多くはありません。1社1社により手厚く、深く関与していきたいという「キオミルらしさ」という意味でも、紙のニュースレターの方がいいと考えました。

ココロミルのバックナンバーはこちら

定期勉強会の開始

もう一つ今年の取り組みとして力を入れてきたのが、定期勉強会の実施です。厳密には今期から開始した取り組みで、毎月、各方面のプロフェッショナルや有識者をお招きし、勉強会を開催いただいています。

10月から始まり、これまでに以下のような勉強会を開催しました。

ライティング勉強会

講義内容:主語と述語のねじれ、長い文章を短くする、PREP法、推敲のポイント
講師:フリーランスライター水島なぎ様

社内勉強会Vol01アイキャッチ

レポート記事はこちら

AI入門講座

講義内容:AIの概要、AIの種類、 ディープラーニングの理解、AIの機能理解、AIのビジネス活用パターン、AIの活用検討、ノーコード、AIの倫理
講師:マインドテック株式会社 代表取締役 久場純哉様

AI入門講座アイキャッチ

レポート記事はこちら

営業ゲーム研修

講義内容:ビジネスボードゲームによる営業研修
講師:株式会社マーケットヴィヴィッド 勝俣 昌和様 内田 弦希様
※レポート記事執筆中

2024年も、すでに次のような勉強会の開催を予定しています。

(開催前)紙媒体のデザイン

講義内容:(暫定)紙ものデザインの土台作り、紙ものをデザインする、紙ものをチームでつくる
講師:SABI.iro.design 渡部美和様

(開催前)仮説トレーニング

講義内容:未定
講師:株式会社マーケットヴィヴィッド様

この取り組みには、社内メンバーに強制的にインプットの機会を与えたいという狙いがあります。直接Webに関係はないけど、間接的に関係があるテーマや親和性の高い題材を極力取り扱っています。Webで凝り固まった感覚をほぐしたり、意図しないテーマに触れることで新たな発見があったり、興味関心が広がったりすることを期待しています。

変化と飛躍の年を経て、2024年へ

2023年は以上のような取り組みやイベントがありました。キオミルは創業初期の時点でコロナ禍に入りましたので、粛々と顧客プロジェクトに明け暮れ、じっと巣に籠るような、変化の少ない日々を過ごしてきました。そこから一転して、2023年は変化と飛躍の年になったなと実感しています。やはり思い切って8人のスタッフを採用したことがすべてのきっかけになっており、組織の成長や変化には人は欠かせないと実感しました。

2024年も良い仕事をして、良いお客様や仲間と出会えるように頑張りたいと思います。

みなさま。2024年もキオミルをどうぞよろしくお願いいたします。

キオミルメンバー

この記事の執筆者

アバター

椿坂 泰志

1988年生まれ。福井県出身。キオミル株式会社代表取締役。大学卒業後に都内Web制作会社に入社。2018年の退職までに300社以上のWebサイトをディレクション。2018年9月にキオミル株式会社を設立。得意領域はBtoBマーケティング、Webディレクション、プロジェクトマネジメント、法人営業、組織マネジメント。
「小さくても強くて優しい組織」を目指して、苦悩しつつも前向きに会社を経営中。淡水魚とサメと旅行が好き。

運営中のWebサイト

この記事の編集者

水島 なぎ

水島 なぎ

1985年生まれ。福井県出身。「書く・編む・正す ことばのよろず屋」を掲げる、フリーランスのライター・編集者・校正者。実用書系出版社の企画編集者として培った編集スキルやディレクションスキルを生かし、紙媒体やWebなど幅広い分野で活動中。正しい日本語、読みやすい日本語、誤解されにくい日本語への提案が得意。

ことばのよろず屋

この記事を気に入りましたら、ぜひ「いいね」「シェア」をお願いします。

キオミル株式会社では個別交流会を実施しています。

キオミルでは将来一緒に働いてくれる仲間やパートナー、同業種の方々と交流したいと考えています。転職先や職職先としてキオミルに興味がある方、同業者やパートナーとしてキオミルに興味のある方。まずは飲み物でも飲みながらゆるやかに交流しませんか?

Web制作に関するお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

このブログについて

キオミルブログはキオミル株式会社のスタッフが日々の学びや社内のカルチャーなどを発信するブログです。

キオミル株式会社はビジネス課題を解決できるWeb制作会社です。特に中小中堅企業を中心とした、BtoB企業の新規見込客の獲得や採用強化、業務効率化の支援を得意としています。Web制作やマーケティングに関するお悩みがある方はお気軽にご相談ください。